関西でゴミ屋敷清掃を行っているオールサポートです。本日は、ゴミ屋敷を取り締まる法律があるのかを記載させていただきます。
まず結論でいいますと残念ながら現状はゴミ屋敷に対しての方法はございません。しかし、2015年京都で全国初のゴミ屋敷強制撤去を行政が行いました。
まずはその時の事案を簡単に説明させていただきます。
2015年に京都で初めてのゴミ屋敷強制撤去
京都市で50代男性の方がゴミ屋敷を作ってしまい一般道路や周りの隣人に迷惑をかける状態になり京都市は「不良な生活環境を解消する為の支援及び措置に関する条例」に基づいた処置を行いました。
まずは隣人の方からの苦情から始まり、2009年から撤去指導・相談をうけており、市は一年間に124回訪問、5回面談を行い2015年の6年間かけて治ることがなく強制的撤去がおこなわれたようです。その際に男性はゴミに対しての自分「資料だ」と申しており、なかなか最初は立ち入るのがかなり難しかったのこと。やはりゴミ屋敷を強制撤去するにはかなりの時間と労力がかかるようです。
現在まだ取り締まりが難しいゴミ屋敷
・本人がゴミだと思っていない
周りのかたが見るとどう見てもゴミだと判断する物でもその人にとっては大事な物の可能性があります。前回のブログでも記載しましたが勝手に人の所有物を片付けてしまうと法的に違反をしておりなかなか行政も動けない大きな理由の一つになっております。
・ゴミ屋敷を気づいていない。
ゴミ屋敷を作ってしまっている等の本人が気づいておらず、周りの人に言われても聞く耳を全く持たずトラブルになってしまうケースがかなり多いです。かたづけや掃除の話をしだすと急に怒ったりしますのでなかなか進みません。今はこう言った状況であるためにかたづけ進むのがかなり遅くなってしまっております。
自治体ごとに条例ができている
現在では、2015年以降どんどんゴミ屋敷を取り締まる条例ができており、東京都足立区では初めてゴミ屋敷対策事業をいう物が発案されました。もし、家主が撤去費用を支払えない場合、「100万円」を上限とし費用を負担するとされております。
今後の対策は
日本は高齢化社会を迎えており、やはりセルフネグレクト(自己放任)や高齢者の増加をいうところでゴミ屋敷はまだまだ増加していくものだと判断されております。もし隣人がゴミ屋敷を作ってしまっている場合はぜひ自治体にご相談ください。何かのアドバイスや訪問に伺ってくれるかと思います。少しでもゴミ屋敷問題が減るように思います。