夏の生ゴミ対策はこれでばっちり!オススメ臭い・害虫対策!

生ゴミを放置するとどうなるの?

腐敗臭の発生

生ゴミは時間が経過すると、付着していた細菌やカビが増殖していきます。
生ゴミというのは人間が食べない野菜のヘタや切れ端、魚の内臓などですが、細菌やカビにとってはどれも餌です。
また生ゴミにはかなりの水分が含まれており、細菌やカビにとって増殖しやすい環境が整っています。細菌やカビの増殖の過程では、生ゴミの成分が分解されますが、その際に硫化水素やアンモニアなど刺激的な臭いのする成分が生み出されます。これが腐敗臭の発生のメカニズムです。

梅雨の時季や夏場になると、特に生ゴミから腐敗臭がひどくなるのは、多くの細菌やカビが高温多湿の環境で繁殖しやすいからです。では冬場はどうなのかというと、温度が下がり空気が乾燥しているので、腐りにくいことは確かです。でも、細菌やカビによっては低い温度で活動が活発になるものもありますから、腐らないわけではありません。

害虫の発生

腐敗臭は人間を非常に不快にさせますが、それ以外にも危険な面があります。
その臭いによって害虫の発生も懸念されます。生ゴミがある場所には、よくハエやゴキブリなどが出てくるのはそのためです。また放置されている場所によっては、生ゴミをあさりにネズミやカラスなどもやってきます。害獣が集まれば、周囲に食い散らかされた生ゴミが拡散してしまいます。

害虫や害獣は、ただ生ゴミを食べに来るだけではありません。害虫・害獣の体には、人間に感染すれば病気を引き起こす細菌やウイルスあるいは寄生虫などが付着しています。害虫や害獣が自由に家の中や周辺を歩き回れば、人間が手を触れるところにそれらの病原体がつきます。
そこで何かの拍子に病原体が人間の体に入れば、様々な健康被害がでてしまいます。日本は衛生観念が高いので、害虫や害獣が引き起こす感染症や寄生虫による被害は滅多に起きません。だからこそ日常生活でそういったことを意識することがなく、知識も少なくなっています。

体調を崩してもすぐに治ると考えて医療機関に行かずに済ませてしまう可能性があります。でも感染症や寄生虫の中には放っておけば深刻な事態になるものもありますから、決して軽視してはいけません。

火事の発生する危険


生ゴミを長く放置していると、腐敗していく過程で生み出されるメタンガスが引火する危険性もあります。
何もしていなければ火がつくことはないと思うかもしれませんが、枯れ葉が風に吹かれてこすれるときに摩擦で火がつき山火事になることも珍しくありません。
人が住んでいる住宅地でも、何かの拍子で火がつく可能性もゼロではありません。生ゴミを含んだゴミ山が自然発火するのは、そのためです。もちろん一般の家庭でそこまで大量の生ゴミを溜め込むことはないでしょうが、いわゆる「ゴミ屋敷」と呼ばれるような家もあります。そうなるかもしれないということは知っておいて損はありません。

このように生ゴミを放置していると、様々な問題がでてきます。そしてその問題は、放置した家だけでなく近隣の住民にも被害をもたらす恐れがあります。多くの人々に迷惑を掛ける生ゴミは、放置せず処分していかなければいけません。

生ゴミを捨てる際に気をつけたい事

ゴミ回収日まで屋外に置いておかない

生ゴミを捨てる際には、気をつけるべき点としてゴミ回収日まで屋外に置いておかないことです。
屋外は太陽光によって気温が上がるので、腐敗しやすい環境です。何日も回収場所に放置されていると、そこで腐敗臭が漂い近くの家の住民は換気や洗濯物ができなくなります。しかも、野生の中で生きるカラスやネズミにとっては格好の餌ですから、袋に入れていたとしても食い荒らされます。

生ゴミが道路や人の敷地に散乱し、そこに害虫が群がり更に腐敗が加速すれば臭いだけでなく健康被害も心配されます。もちろん、それをなんとかしようと片付ける住民もあるでしょうが、ゴミを出していない人に負担を押し付けることになるのは不公平な状況です。
だからこそ、大抵の回収場所では、ゴミ回収日の前日から廃棄をしないことがルールになっています。

水気をしっかり切る

そして、生ゴミは水気をしっかり切るようにしたほうがいいです。
細菌やカビは水分が多いところで繁殖しますから、乾かせば腐敗は遅くなります。それに水分が多すぎると、ゴミ袋の中にある腐った水が漏れ出てしまうかもしれません。腐った水が地面に広がれば、生ゴミを撤去した後も強烈な臭いが残ります。

水気をしっかり切るための方法は、なるべく濡れるような場所に捨てないこと、そして三角コーナーのゴミはネットに入れた状態で絞ることなどがあります。新聞の購読をしているならば、袋に広げた新聞紙を敷き詰めるのも効果的です。余計な水分は新聞紙に吸収されますから、腐敗が起こりにくくなります。

より確実に水気を切りたいならば、最適なアイテムがあります。生活用品を売っている店や通販には、生ゴミを回転させて遠心力で排水を行うカゴが売られています。もし、置き場所に困らないのであれば、入手しておくと良いでしょう。

放置は半日まで

三角コーナーに捨てた生ゴミについて言えば、ゴミ回収日まで放置しないようにします。
どれだけ忙しくても、放置は半日までにするべきです。それ以上の時間を三角コーナーで腐敗が進みますから、臭いにつられて家の中に害虫がやってきてしまいます。できれば夕食が終わったあとには、廃棄をして三角コーナーに何もない状態にするほうがいいです。そうしないと、寝ている間に腐敗が進んでしまいます。捨てる際には、前述のように屋外には出すべきではないので、臭いが漏れない屋内用のゴミ箱を用意して捨てましょう。

長期で生ゴミが捨てれない時の対策。

重曹やコーヒーかすは消臭効果

生ゴミはできるだけ早めに捨ててしまうのがいいのですが、次の回収日まで日数があったり、年末年始で回収が止まってしまうことがあります。そのように長期で生ゴミが捨てられないときに、どうするべきかというまず腐敗臭の対策を考えなければいけません。
重曹やコーヒーかすは消臭効果があるものなので、ゴミと一緒に袋に入れておけば嫌な臭いが漏れ出る事は少なくなりなります。もしそれらのものがなかったときには、腐敗臭というのは酸性なのでアルカリ性のもので中和が可能です。
家の中にありそうなアルカリ性のものというと、石鹸やお酢などがあります。たとえば薄めたオスをスプレーで生ゴミに吹き付けておくといったことでも、腐敗臭はかなり防げます。

冷凍保存

細菌やウイルスが増殖しにくい環境に置いておくということでは、冷凍保存は理想的な方法です。
冷凍保存であれば、夏場でも腐敗する心配はありません。ゴミと食材を一緒に入れるということに抵抗を感じる人がいるかも知れませんが、何重にも袋をかぶせれば周囲の食材に影響がでません。それに野菜くずなどは、もともと冷蔵庫に入っていたものですから、それを冷凍庫に移しただけです。それでも冷凍保存をしたくないというならば、小型の冷凍庫を用意しておくと便利です。

電気代はかかりますし、一人暮らし用の冷凍庫であれば手頃な金額で購入できます。気を付けなければいけないのが、物を出し入れするときにはあたたかい空気が入り込んで冷凍庫内の温度が変動するので、ゆっくりと腐敗する可能性があることです。冷凍保存をすれば長期で生ゴミが捨てられなくても大丈夫とは言え、冷凍庫にあふれるほど貯め込んでも意味がないので、機会があればすぐに捨てるようにしましょう。

その他の対策って?

ゴミをできるだけ出さない工夫

生ゴミによる腐敗臭や害虫・害獣の被害をなくすために、できる対策は何かと考えると、消臭や冷凍保存をする以外にはゴミをできるだけ出さない工夫があります。
そもそも生ゴミというのは、野菜や魚などで人間が食べなかった部分です。ただ触感や味が悪いからと言って捨てていても、食べられるものは多いです。例えば、大根や人参などの皮であれば、炒めものや漬物にすればおかずになります。野菜くずを細かく砕いて乾燥させればふりかけにもできます。食材をできる限り活用していけば、生ゴミの量は格段に減ります。

そして、意識を変えていくということでは、食べ残しをしないことを心がけましょう。好き嫌いの多い子供は食べ残しが多いかもしれませんが、調理方法を工夫して形や匂いを誤魔化せば食べてもらえるようになります。

スーパーや専門店で、食べない部分を処分してもらえば家庭の生ゴミは減ります。

生ゴミ処理機をつかうのも手

そういった工夫をしてもまだ多いようならば、生ゴミ処理機をつかうのも手です。
生ゴミ処理機とは、機械の力で乾燥させたり微生物に分解させたりして量を大幅に減らすことができます。そうして処理をした後に残ったものは、肥料としても使えるのでガーデニングや家庭菜園をしている家庭ならば有効活用ができます。

まとめ


生ゴミを放置すると、細菌やカビが繁殖して腐敗臭が漂ったり、害虫・害獣などを呼び寄せます。
害虫や害獣は病原体や寄生虫を運ぶので、周辺の住民も含めて多くの人に健康被害がでる可能性があります。さらに腐敗ガスの中には、メタンガスのように引火するものもありますから長期間放置するとなにかのきっかけで自然発火するかもしれません。そういった問題が発生しないように、ゴミ回収日までは屋外に置かないこと、水気はしっかりと切ること、三角コーナーにも放置しないことなどを心がける必要があります。

また生ゴミを捨てられないときには、重曹やコーヒーかすなどを一緒に袋に入れてくと臭い消しになります。腐敗を根本的に防ぎたいならば、冷凍保存をして細菌やウイルスの活動を止めるのも効果的です。同時に、生ゴミを出さない工夫もしておくべきで、食材を限界まで使うこと、生ごみ処理機を使い残ったものを園芸用の肥料に使えば捨てる生ゴミは少なくなります。