不用品となった電球の処分方法を公開!電球の種類による捨て方の違いは?

電球の種類を確認

どなたでも一度は、家屋や会社・学校の照明機器を取り替えたことがあるでしょう。大半の機器が約2年ほどで使用できなくなるので、新しいものに取り替えないといけません。大きく分けて照明には3種類のものがあります。

白熱電球

白熱電球は、明治時代から使用されてきたものです。イギリスで1860年に開発され、当初は木材のフィラメントという芯を含ませて明かりを灯していました。直流タイプとなっており、約50Wから100W程の低い電流で明るい光を手に入れられるのが特徴です。日本では1980年代頃まで家庭や公共施設でも備えているところが多くありましたが、最近は供給数が各段に減っています。

LED電球

LED電球この製品は、現在もっとも普及をしている照明機器です。1999年に初めて国内の家電メーカーが販売しており、その後数多くのメーカーも追随するに至りました。もともとは青色LEDしか存在していませんでしたが、大学の研究で新たに赤色・緑色が生み出されたことで、光の三原色を可能としました。これにより、白色LEDが生れて照明機器に転用されたというわけです。

LED電球は省エネルギー照明とも言われており、電気代を格段に下げる効能を持っています。以前まで使用されていた白熱球や蛍光灯だと、常時電気を流しておかないと光を維持することができませんでしたが、LEDでれば約10W程度の電流を流すだけで100ルーメンもの明かりを維持できるわけです。

24時間365日使用していても、年間約200円程度の電気代で済むことで大勢の方々が活用されるに至りました。直径2センチメートル程度の豆球サイズで明かりを灯せるのも特徴で、自動車からバイク・テレビやスマートフォンの液晶にも用いられている、万能な照明といえるでしょう。

電球型蛍光灯

電球型蛍光灯は、1976年に生み出された照明で、昼光色という白い光を放つのが特徴です。幅広い現場で活用されてきたものであり、オフィスや病院・図書館といった長時間書類を作成する現場では大変重宝されてきたものです。

蛍光灯には必ずグロースターターという点灯管が、器具に取り付けられています。白熱電球やLEDとは異なり、交流電気で光を生み出すので必ずプラス極とマイナス極があります。そのまま電気を流しても発光はしないのも特徴で、グロースターターで約1000ボルトの高い電圧を生み出さないといけません。その後、蛍光灯の内部に塗布している発光体が光を帯びて当たりを照らすという仕組みです。グロースターターを使用すると一瞬とはいえ、高い電流が必要です。

これにより電気代も高くなるので、1日に10回程度の点灯を繰り返すと約100円の電気代が毎日いる計算になります。さらに発光体は約2か月しか維持できないので、先述したほかの照明と比べると使えなくなる回数は蛍光灯は一番早いこともわかります。以上が各電球の特徴と詳しい概要でした。

各種処分方法

使用出来なくなった電球を処分するときは、それぞれの電球に見合った捨て方をしないといけません。ここからはそれぞれの捨て方を、よく覚えていきましょう。

白熱電球とLED電球

白熱電球とLED電球は基本はそのまま粗大ゴミに出しても構わないものです。これらは各自治体でも不燃物に分類されており、生ゴミの回収以外であれば出せることがわかります。粗大ゴミでは生ゴミとは違って約3000度の高温処理をなされるので、ガラス素材で作られている電球やLEDであっても、問題なく焼却できるというわけです。

以前であれば、これらは粉々に割ってから捨てるようにと注意喚起をされていました。その理由は今よりも焼却場の性能が劣っていたからです。約1000度程度しか維持できない施設しかなく、現在の生ゴミの処分と同等といえるでしょう。この影響で電球はそのまま捨てると溶かしきれなかったので、割るようにと指示をだしていたわけです。

現在は割ってしまうと清掃員が怪我をする可能性があるので、そのまま出すのがポピュラーになりました。

電球型蛍光灯は注意が必要

電球型蛍光灯は注意が必要です。蛍光灯は電球やLEDとは基本的な構造がまったく違っていて、直管内に発光体を備えています。

この発光体は真空状であれば無害な薬品ですが、空気に触れてしまうと有毒性を帯びるので大変取り扱いがシビアなものです。

扱い方として注意をしたいのは、決して割らずに所定の処分施設に持ち込まないといけません。全国の各自治体にその回収窓口があり、さらにはスーパーマーケットやホームセンターでも回収をなされています。個人で燃えるゴミや粗大ゴミで出すことは出来ず、必ず指示されている場所に持っていくようにしましょう。

回収は無料でなされており、1本から複数本をまとめて出すこともできます。蛍光灯はほかの照明器具とは違って、発光体を補充すれば何度でも再活用が可能です。リサイクル品という形でも手に入るものです。

処分する際の注意点

ゴミの捨て方のも、それぞれが暮らしている自治体が独自に制定したルールがあります。ここからは東京や名古屋・岡山の自治体を参考にして、蛍光灯や電球を処分する時の注意点を見ていきましょう。

蛍光灯は絶対に割らない

蛍光灯は絶対に割らないのが大切なルールです。多くの方は一度や二度は割ってゴミに出されたことがあるでしょう。その理由はゴミの嵩を小さくできるからです。以前は蛍光灯も一般ゴミで出すことが出来ました。それは発光体の危険性が認知あれていなかった1980年から1990年代初頭までであり、現在は必ず取り扱いを正した回収でしか受け付けていません。

生ゴミの回収は週1回から2回程度しかなく、ゴミの置き場に困ったときは少しでも小さくしたいものです。これにより蛍光灯を割って出す方がいましたが、今は禁止をされている行為です。発光体は絶対に空気に触れるようなことがないようにしないといけないので、そのままの形で袋に入れて持っていきましょう。

ワレモノ等の表記をする

ワレモノ等の表記をすることも忘れてはいけないことです。白熱電球やLEDはそのまま粗大ゴミに出してもいいアイテムです。ゴミは必ず清掃員が回収車まで運び、さらに処分場で人の手で分別をされます。大量の袋を一斉に開けて作業をするので毎回細かく中身を確認しないで、一気に両手で扱われることでしょう。この時、ガラス製の電球やLEDがあれば、大きな怪我をなさる恐れがあります。

この問題を回避するためにも、回収袋には大きくワレモノ注意と書いておくといいわけです。基本的にビニール袋に入れて出されるので、マジックで直接書くか紙を張り付けるといいということになります。

また自分で焼却場に持ち込んだ場合は、受付の方に中に電球が入っているというのも一つの手です。受付では細かく持ち込まれたものを管理してるので、適切な処理をなされます。

ガラスってどう捨てるの?知っておきたい処分方法!

その他のゴミと混ぜない

その他のゴミと混ぜないというのも守っておきたいルールです。ガラス製品は一般ゴミに出すこともできるので、多くの方は照明機器もそのまま生ゴミと一緒に出す傾向にあります。これは大変環境に悪い行動であり、現在のスタイルとはかけ離れた行為です。

そもそも、照明機器はリサイクルをすることが前提で現在は生産されているので、生ゴミと一緒に回収に出してしまったら再利用が不可能です。たとえ処分が可能であっても、同じ袋には入れずに個別に分けるのが常識と覚えておくようにします。

また岡山県では毎月1回は照明器具だけの回収日を設けています。この場合は同じ袋に電球や蛍光灯・LEDを入れても、処分場でしっかりと分別をなされているわけです。それ以外の自治体では、袋に分けてしっかりとメモで電球があると明記をして引き取ってもらわないといけません。

電球が入っていた袋に入れて捨てる

電球が入っていた袋に入れて捨てることも心掛け、余計なゴミは混ぜないようにします。電球だけではなく蛍光灯やLEDにも言えますが、初めて家電量販店等で買った時は、必ず梱包材に包まれています。この梱包材を大切に保管している方も少なくなく、使用しなくなって初めて捨てる傾向も多いでしょう。一緒にまとめて処分をしようと思うのは当然ですが、そうするとリサイクル工場では分別をするという手間が掛かります。

作業員の手を煩わせないためにも、梱包材は燃えるゴミの日に出すようにしましょう。

以上が電球などを捨てる時の注意事項でした。一般的な常識を持っていれば、どれもわかることになります。もしも正しい処分の仕方がわからないときは、経済産業省の公式サイトか自治体の環境課に問い合わせるといいでしょう。蛍光灯などの照明器具の正しい捨て方を指南されているので、参考になります。

ホームセンターなどの施設に持ち込むときは、割らずに現状を維持した形で持ち込めば適切に処分をしてくれます。この場合は特に注意をすることもないので、手間も掛からない方法といえるでしょう。

まとめ

白熱電球や蛍光灯・LED照明はどれも、消耗品という括りで分類できます。使用しなくなったものは捨てるのが基本ですが、これらのアイテムはリサイクルをされるので、単にゴミの回収日に捨てていいというわけではありません。自治体によっては専用の回収日を設けているほどであり、エコロジーに注目が集まっている昨今は、蛍光灯や電球の扱いもシビアです。ゴミで出せる自治体であれば、割らずにそのまま袋に入れて出すようにしましょう。

また、回収をなさる作業員の立場を考えて、怪我をしないようにワレモノが入っていると一言、袋に注意書きをすることも忘れてはいけません。これらのルールを守って、正しく蛍光灯や電球を捨てることが大切となっています。