不用品回収業者と遺品整理業者の違いは?業者毎のメリット・デメリットを一挙公開!

不用品回収と遺品整理の違い

不用品回収とは

不用品回収は、不用と考えるものを自らの意思で処分するときに利用するサービスの総称です。一般的に、不用品を処分するときには自治体が窓口になる粗大ごみ回収などのサービスを利用される人は多いかと思われますが、古くなった冷蔵庫や壊れてしまったテレビ、冷暖房の機能が悪くなったエアコンなど家電リサイクル法に指定が行われている電化製品は粗大ごみ回収では引き取って貰うことができないため、不用品回収業者を利用して捨てようと考えるケースは多いようです。

不用品回収業者の中には、商品の買い取りを行っているところもあるためまとめて処分するときなど買い取りサービスがある会社を利用すれば処分費用を軽減できるメリットもあるわけです。部屋の中にある家財道具の中で壊れて使えなくなったり、今まで使っていたけれども古くなって新しいものに買い替えるときなど、不用品回収を使えば処分が楽にできるなど家の中をすっきりさせたいと考えたときに使うのが不用品回収になります。

遺品整理とは

遺品整理は、故人が残した異品となるものを片付けて処分することを意味するものです。不用品回収の場合は、自分もしくは家族が使っていた不用品を処分することになりますが、遺品整理は既に他界している遺族が生前利用していた家財道具類を処分するなどの大きな違いがあります。

また、不用品回収には相続といったものがありませんが、遺品整理には相続といったものがある、これも違いの一つです。不用品回収は、自分が要らないと思えば利用することができるし家族が要らないといえばそれを代行する形で処分することも可能です。

しかし、遺品整理は既に他界している故人が生前大切に使っていたもの、高価なものなどは相続といったものがありますし遺族でなければそれを処分することができない、さらに複数の相続人がいる場合には自分だけの考えで処分ができないのも両者の大きな違いといえましょう。

処分方法の違い

不用品回収業者

家の中で使っていたタンスやソファーなどの家具類、粗大ごみ回収では処分ができないリサイクル家電、自転車やオートバイなどの車両関係など、不用品回収業者に依頼すれば大半のものを処分することができます。リサイクル家電に含まれていない家財道具類であれば、粗大ごみ回収を使って捨てることもできますが、大量に不用品があるときやリサイクル家電が不用品に含まれるときなどは不用品回収業者にまとめて処分を依頼できるメリットは大きいといえましょう。

遺品整理では、相続人の指示により捨てるものと残すものを分別する形になりますが、不用品回収御者に依頼する場合には回収業者を利用する人が不要になったと考えたものだけを持って行って貰えます。ソファーや引き出しなどが要らないといえば、それを家の中から運び出してトラックに積み込み処分ができる点は粗大ごみ回収よりも魅力的な部分といえましょう。

ただ、不用品回収業者の中には無許可で営業を行っている会社もあるため、利用する際には許可を得ているのか否かをしっかり確認してから依頼することが大切です。

無許可営業の場合は、適切な処分が行われないといったトラブルや後から高額な請求を受けてしまうなどのケースもあるので注意が必要です。

遺品整理業者

遺品整理業者は、遺族となる相続人が指示したものを部屋の中から運び出して処分して貰えるなどの特徴があります。一人暮らしをされていた場合などでは、部屋の中の片づけから運搬・処分、部屋の掃除なども行ってくれますし、遺品整理業者の中には相続の相談・不動産の仲介や買い取り、家屋の解体や車・バイクなどの買い取り処分など幅広い相談ができる会社もあるようです。

さらに、室内で他界されたときなどは特殊清掃が可能な遺品整理業者もある、処分する遺品はすべて供養を行った上で廃棄処分されるなど遺品に対する知識や故人の冥福を祈るなどの姿勢を持つのが遺品整理業者の特徴です。

業者毎のメリット・デメリット

不用品回収業者のデメリット

不用品回収業者に依頼すると、それ相当の費用を支払わなければならないといわれているのですが、これは自治体の粗大ごみ回収を利用した際の費用と比較した場合のデメリットです。仮に、ソファーを処分するとき粗大ごみ回収を使えば500円程度の金額で捨てることができますが、不用品回収業者に依頼すると業者にもよりますが1,000~1,500円程度の費用がかかるため、より多くの出費になりがちです。これは不用品の数が1点ではなく、5点や10点などになるとその費用格差は大きくなります。

すべての不用品の処分費用が粗大ごみでは一律500円で、不用品回収業者が1,000円の場合、処分する数が10個なら5,000円と10,000円といった具合に2倍の費用が掛かる計算になるわけです。

不用品回収業者の中には悪質な会社もある、これもデメリットの一つです。無料回収の宣伝をしていて依頼したら追加請求されたり、トラックに積み込みが完了した後に高額請求されるといったトラブルがあるので注意しなければなりません。

遺品整理業者のデメリット

遺品は法律的な要素が高いといわれているのですが、これは相続人がいることからも明確な事実ではないでしょうか。遺品整理業者の中には、遺品に対する法律を熟知していない業者も存在していて処分すべき品物を積み込んだ後のフォローがしっかり行われなかったり、部屋の中から遺品を運び出す際に乱暴に扱うなど故人が生前大切にしていたことを考えずに、単に処分することだけを考えて行うなどの業者が存在していることは遺品整理業者のデメリットになるのではないでしょうか。

不用品回収業者と同じように、当初の見積もりよりも請求額が高額になることもある、優良業者を選ばないと費用負担が大きくなってしまう、遺品を単なるモノとして捉え故人のことを全く考えずに片付け運ぶといったスタンスがあるのもデメリットかもしれませんね。

不用品回収業者のメリット

優良業者でもある不用品回収業者の場合は、正規の価格で費用請求をするので安心ですし、事前に見積もりを作成してくれるため後から追加請求などのトラブルも回避できます。基本的には、許可を得て営業を行っている不要品回収業者なら安心して依頼することが可能です。

粗大ごみ回収の場合は、料金は安いけれども不要品を所定の場所まで運び出す必要がある、これに対して不用品回収業者は家の中から荷物を運び出してトラックに積み込みするスタイルですから、重量のある不用品処分など一人暮らしの人や高齢者などにとって安心感があるのではないでしょうか。

遺品整理業者のメリット

遺品整理業者を選ぶときには、その会社に遺品整理士の資格を有するスタッフが在籍しているのか、そして資格を有するスタッフが遺品整理のお手伝いをしてくれる、これを中心に考えることをおすすめします。故人といったとても大切な人が使っていた品物が遺品になるわけですから、いい加減な業者や悪質業者に依頼すべきではありません。

遺品整理士がいる優良業者に頼むと、部屋の中を片付けるときにも一つずつ丁寧に遺品を取り扱ってくれる、遺品は処分されることになるけれども焼却処分される前には提携している寺院などの僧侶が供養を行ってくれるため、あの世で故人がその品物を使えるのではないだろうか、このように考えさせてくれるなどのメリットもあるわけです。

遺品の中には高額な商品が含まれていることもあるかと思われますが、優良な遺品整理業者の多くは古物商許可も得ていて換価価値があるものはすべて買い取りして貰えるなどのメリットもあります。買い取りの場合でもしっかり供養を行った上で流通されるので安心ですし、遺品整理の費用を軽減できるメリットもあるのではないでしょうか。

また、遺品整理業者は遠方の住宅でも対応可能にしているため、すべてを一任できるなどの魅力も持ちます。

まとめ

不用品回収業者は、自分や家族が要らないと思っているものを自らの意思もしくは家族からの依頼で処分するときに利用する業者さんです。これに対して、遺品整理業者は遺品となるものを相続人の中で相談して処分すべきか否かを決め、要らないと判断されたものだけを処分するといった両者の違いがあります。もう少し簡単にいうのであれば、不用品回収は遺品ではないものを処分するときに利用するもので、遺品整理は遺品を取り扱うなどの違いがあるといった形になります。

遺品整理業者を利用する際には、遺品整理士の資格を有する会社を選ぶこと、不用品回収業者を選ぶときには産業廃棄物運搬処理業や古物商許可を得て営業を行っている会社を選ぶなどが重要です。これは遺品整理業者を選択するときのポイントになって来る部分ですから、相談する会社を決めるときには許可の有無を必ず確認するようにしましょう。また、ネットの口コミ評判などを利用する方法もおすすめです。