不用品回収ってしてくれるの?安心できる業者を選び方を徹底解説!

そもそも不用品回収って無料でしてくれるの?

基本的には「回収」には費用が必要!

不用品回収は回収だけでなく、実際には車に積み込んだり運搬、処分といった作業があります。
このため業者に頼めば当然ながら費用はかかりますし、理由なく無料で不用品を回収して持っていってもらうことは困難です。

自治体での回収・廃品回収業者に関係なく不用品回収の処分を依頼する
には、費用がかかるからです。さらに、特定家電4品目の回収は、リサイクル料金や収集運搬料金が必要と家電リサイクル法で定められています。

実は無料でしてくれる業者もある

実際には無料で回収してくれる業者もいますが、無料で回収した家電や家具をそのまま、もしくは分解してまだ使用できるパーツなどを転売し、リサイクルしているところも多いです。

また、不用品の査定買取ありで、買取分が費用から差し引かれるなどの場合です。つまり業者が費用を負担してくれるのではなく、査定買取によって費用が差し引かれ実質的に無料になる形です。

ただ単に無料で回収するのは法に反する行為に該当する恐れがあるので、理由が分からないのに無料で回収している業者には注意が必要です。

無料で回収でも厳しい条件がたくさん

無料でしかも法的に問題なく安全に回収してもらうのは、とても難しいです。
さきほど言ったとおり、回収は基本有料で回収することが多く、法律で定められているものもあります。回収無料を謳う業者は、免許を持たずに営業をしている可能性が高いと考えられるでしょう。

理由を尋ねて言葉を濁す業者は信用できませんし、いくら無料が魅力的でも任せない方が良いでしょう。無料になるには、処分したい不用品が回収対象で査定により価値があると判断されたり、費用を帳消しにするくらいの価格がつくことも条件です。

無料の裏にはたくさんのトラブルが!

「無料」のはずが支払いの要求

こちらはよくあるトラブルで、後から何かしらの理由をつけて追加料金の支払いを求めてくるのが問題です。

回収そのものは無料でも運び出しや積み込み、運搬は別料金
・回収から運搬までは無料でも処分は別料金トラックの手配や人件費が別料金など
っといったケースがあります。

これはようするに屁理屈ですが、明確な事前の見積もりがない限りは、業者に何を言われても反論するのは難しいです。いずれにしても、見積もりを出してもらえても見積書が作成されない、契約書の文字が小さかったり内容が曖昧で全体が把握できないなどの場合は注意です。

回収された不用品が不法投棄

このトラブルはお金になりそうな回収品だけを取り出し、残りはゴミとして人気のない場所などに捨てる悪質なトラブルです。回収費用が無料でも、売却して利益が出るならビジネスは成り立ちますし、ゴミが法に則って処分されるなら問題はないです。

ところが、一部でも不法投棄となれば大きな問題が発生して、無料で回収してもらえてお得どころの話ではなくなります。不法投棄はそれを行う者が悪いわけですが、知っていても知らなくても無料という理由だけで安易に任せてしまう人も、ある意味で責任の一端を担っているといえます。

お得な無料という2文字に踊らされないためにも、正式に回収を依頼する前に、理由を尋ねたり本当に信頼できる相手か確認することが重要です。

悪質な不用品回収業者の3つの特徴

チラシなどで「無料」を宣伝している

無料という響きは甘くて誘惑に負けやすい人が釣れるので、悪質な不用品回収業者がよく使う定番のやり方です。無料と書いてあるチラシの連絡先に電話をする人は、大抵の場合だと何の疑いもなく無料だと思って依頼します。

しかしこれが悪質不用品回収業者の狙いですから、チラシに大きく無料とあっても安易に電話をするのはNGです。電話で依頼して出張が行われた時点でキャンセル不可と言われたり、キャンセルすれば違約金が請求されることもあるので要注意です。

会社の住所・連絡先がない

ビジネスに限らず常識を考えればあり得ないことですが、悪質な不用品回収業者ならあり得ます。会社名や電話番号はあるのに所在地の住所や電話番号以外の連絡先が見当たらない、そういう不用品回収業者も悪質な業者の疑いが強いです。

会社の住所が見つかっても、調べてみると空き地だったり全く名前の違う会社が存在するケースもあるので、わしい業者は念入りな確認が必要です。
連絡先が携帯番号のみという場合も、悪質な不用品回収業者の可能性が高いです。

突然訪問してくる

不用品回収業者のアポなし訪問はよく考えてみると不可解ですし、何か企みがあると考えるのが自然です。
突然訪問してきて疑うことなく家に上げてしまうと、不用品回収を依頼するまで居座ることも考えられるので注意です。

特に、このような業者は日中の家に人が少ない時間帯や、高齢者世帯を狙うことも多いため、注意が必要です。

信頼できる不用品回収業者を見分けるためのポイント

許認可を受けている業者かどうかを確認

許認可は事業を合法的に行うために不可欠なものなので、この点が確認できればまずは一安心です。許認可が本物ということが大前提ですが、とりあえず許認可を受けていることが証明できるなら、少なくとも正規の不用品回収業者だといえるでしょう。

無許可営業の不用品回収業者は違法ですから、無料のつもりで依頼して高額請求されるのを避けたいのであれば、最初に許認可を確認するのが正解です。

一般家庭から家具家電やゴミを回収する業者一般廃棄物収集運搬業不用品の買取を行っている業者古物商の許可を受けているはずです。法人も対象にゴミの回収を行っている不用品回収業者なら、産業廃棄物収集運搬業の許認可を受けていないとおかしいので、ここも信頼を判断するポイントになります。

相場より著しく高い料金が設定されていないことを確認

相場と同等か少し上回るくらいの料金設定の不用品回収業者であれば、常識的で信頼できる業者です。料金設定が高いということは暴利を貪っているといえますし、お客さんを相場を知らない無知な人と見下している可能性もあります。

そもそも納得の理由なく高い料金が設定されるのはおかしいことで、相場を逸脱する料金の不用品回収業者には理由を尋ねても、恐らく納得の答えを得るのは難しいでしょう。つまり消費者は自分で相場を把握したり、常識的な料金設定の不用品回収業者を選んで自らを守ることが必要というわけです。

ず複数の業者の料金を確認し相場に対して料金が高くないかどうかを確認しましょう。料金はあくまでも信頼の判断要素の1つに過ぎませんが、納得できる料金の不用品回収業者なら安心できるのも確かです。

事例を確認する

不用品回収業者のサイトでは、多くの場合、実際に作業を行なった実例を紹介しています。作業前と作業後の部屋の画像や、作業の所要時間、具体的に回収した不用品の種類と料金などを作業事例を詳しく紹介していることが多いです。

まずサイトに作業事例が掲載されているか確認しましょう。掲載されている場合、作業内容や料金はわかりやすく紹介されているかなどを見れば、優良業者であるかどうかの判断材料になるだけでなく、実際に依頼する際の安心材料にもなります。

まとめ

不用品回収は基本的に費用が必要で、収益を求める業者が無料で回収を行う理由はないです。ただし、理由があれば話は別ですし、査定買取を条件に回収費用を無料としているケースはあります。とはいえ無料回収の実現には他にも条件があって、ハードルをクリアしないと本当に無料で回収してもらうのは難しいです。

無料のはずなのに、依頼して回収作業を任せてみると、後から費用が請求されるトラブルあります。更に回収してもらった不用品が不法投棄されたり、チラシの業者に依頼したら高額な費用が請求されたというケースも珍しくないです。悪徳な不用品回収業者にはチラシなどを使って無料を宣伝、会社の住所や連絡先などがなく実体が不明で、突然訪問してくるなどの特徴があります。

信頼できる不用品回収業者を見分けるには、許認可の有無の確認設定料金の相場との比較、そして過去の事例の確認が効果的です。
ここまで確認してようやく依頼を検討できるレベルですから、信頼が確認できない不用品回収業者の無料で回収という甘い誘い文句には注意しましょう。