兵庫県高砂市の

兵庫県高砂市は兵庫県の播磨南東部に位置する人口約9万の都市です。東播磨県民局管轄区域のひとつになります。古い歴史を持ち、市内南部を中心に神社が多く、播州の秋祭りと総称される祭礼が知られいます。産業面として加古川の豊かな工業用水にも恵まれていたため、かつて高砂臨海部が商港として播磨工業地帯の中枢を担い、日本の高度経済成長を支えました。現在も漁業、採石業、海岸部の工業地帯における各種製造業が営まれています。古くから景勝地として多くの歌人たちに愛され、高砂の地で数々の和歌が詠まれました。畿内では松や海をモチーフとした伝承が古くから広く知られていたと考えられています。そして、結婚式などのめでたい席で披露される謡曲「高砂」はこの地が舞台となっており、その中で謡われている相生の松は、市内にある高砂神社の松がモデルと言われています。公共交通機関として山陽電車とJR山陽本線が通っており、神姫バスによる路線バスや市のコミュニティバスである「じょうとんバス」があります。