汚部屋を片付け!11ステップで元通りに

汚部屋から脱出できない一番の理由は、そして、どうすればきれいにできるかわからないということではないでしょうか。そして、きれいにしたいけれどもできない自分にイライラしているのではないでしょうか。

汚部屋はステップを踏めばきれいにすることができます。ここでは、実際にお部屋から脱出した方の経験もご紹介しながら、11のステップで汚部屋をきれいにする方法をお伝えします。

そして、2度とお部屋に戻らないためにできるヒントも、実際にお部屋から脱出した方の経験を交えてご紹介しています。あなたにもきっとできますから、ご一緒にお部屋からの脱出方法を学んでいきましょう。

11ステップで片付けられる汚部屋

汚部屋はすぐにでも片付けることができるということを知ってもらう
そのために11のステップで行えば簡単に片づけることができるストーリを知ってもらう

汚部屋は、すぐにでも片付けることができます。でも、どこから手を付けていいのかわからないと思われているでしょうから、きれいなお部屋にするためのステップを11に分けてご紹介していきます。

1.片付けようと決める

汚部屋から脱出した方の経験では、特に重大な出来事がなくても「片付けよう!」という気持ちになることがあるようです。親に泣かれても、彼氏に愛想をつかされても片付けることができなかったのに、突然閃いて片づけを始めたとのことです。そして、1カ月後にはきれいなお部屋にすることができたと言っています。
今、汚部屋からどうすれば脱出できるのかと悩んでいても、片付けようと決めることができれば、汚部屋からの脱出はできるということですね。

汚部屋になる人は、失恋などのショックで何もする気持が起きなくなって、ふと気づくとゴミで一杯になっていたという方もいるようです。性格的には内向的で繊細な方が多いとも言われていますから、精神的な落ち込みから汚部屋になってしまうということが多いのではないでしょうか。

このほかでは、「ちょっと散らかっているけれどもまだ大丈夫だろう」「年末にまとめてしよう」と思っている間に手が付けられなくなったという経験を持つ方がいます。どのようなことが原因でも、お部屋は先にご紹介したように、きれいにすると決めることができれば解決できますので、諦めずにきれいなお部屋を目指しましょう。

2.とにかく捨てること

汚部屋の掃除の第一歩はとにかく捨てることといわれています。汚部屋の原因の1つに物をため込んでしまうことがあります。つまり物が溢れている状態でもあります。

ですから、とにかく捨てるということが大切になるのでしょう。「使えそうなものだからもったいない」「捨てるのはちょっと……」と思うようなものは、リサイクルショップへ売ってしまうという方法もいいようです。

リサイクルショップなどへ売ると、意外なものが高額で売れるということもあるようです。そのようなことを経験すれば、持っているよりも売ってしまったほうがいいと決断しやすくなるでしょう。捨てるだけでなく、売ってしまうということも考えておきましょう。

3.掃除に必要なものを用意しよう

まずは掃除に必要なものを用意します。

・ゴミ袋
・軍手
・マスク
・ゴーグルやメガネ
・ビニールの紐
・マジックペン
・自治体のゴミの分別表
・ぞうきん
・段ボール箱

ゴミ袋

自治体にゴミを出す場合は、自治体が指定いるものを購入しておきましょう。ゴミ袋の枚数は、「こんなに必要無いだろう」というぐらい用意しておくほうがいいでしょう。ゴミ袋は足りなくなるとそこで掃除がストップしてしまいますし、あとで使うことができますから無駄になることはありません。

軍手

長い間掃除をしていないと、どこにどのような物があるのか分かりません。誤ってけがをしないように、できればゴムの入っている軍手を使うほうがいいでしょう。

マスク

埃もたくさんたまっていると思われます。定期的に掃除をしているエアコンのフィルターを取り外すときでも埃のせいでくしゃみが出たり、目がかゆくなったりすることがあります。マスクをつけて、くしゃみなどの予防をしておくほうがいいでしょう。

ゴーグルやメガネ

ゴーグルやメガネは必須ではありませんが、目に埃やごみが入るのを防いでくれます。

ビニールの紐

新聞や雑誌などがたくさんある場合は、ビニールの紐が活躍します。ある程度たまったら、さっと紐で縛ってしまえば、荷崩れすることもなく部屋が片付いていくでしょう。

マジックペン

ゴミ袋にどのようなゴミを入れるのか、わかるようにしておくとゴミ出しも楽になります。

自治体のゴミ分別表

汚部屋の掃除をして出たごみを自治体で処分してもらうには、分別する必要があります。燃えるゴミ、燃えないゴミ、プラスチックなど、自治体の分別方法に合わせてゴミを分けましょう。回収業者さんに引き取ってもらう方法もあります。この時は前もって回収業者さんに連絡をして、どのように分別をすればいいのか確認しておきましょう。

ぞうきん

ぞうきんは、必要なものが見つかったときにサッと拭いておくために使います。ここできれいにしてしまう必要はありません。手が止まると掃除がおっくうになってしまいますので、あくまでも不必要なものと区別するために使います。

段ボール箱

必要なものを入れていく箱に使います。箱に入れることで、同じようなものが出てきたとき、捨てる決断をするきっかけにもなります。

4.近くにあるゴミを捨てよう

ここから汚部屋掃除に実際に取り掛かります。まずは、近くにあるものから取り掛かりましょう。足の踏み場もないほど床がゴミで一杯ならば、まずは床のゴミを用意したビニール袋に放り込みます。

ゴミは分別が必要なのではないかと思われますが、まずは身近にあるゴミをすべて放り込みます。分別を考えながら掃除をするとどうしても手が止まってしまいますから、分別は後回しでもいいでしょう。

「後回しにすると、あとで面倒になるのでは?」という疑問が浮かびますが、汚部屋を脱出できた方は、一度きれいにしたらもう汚したくないと考える方が多いようです。とりあえず、今できることから挑戦しましょう。

5.服は1シーズンを目安にしよう

服を捨てるのか、残すのかは、1シーズンを目安にします。これも汚部屋から脱出した方が言われていることですが、「迷った時点で不要な物、必要なものは迷わない」です。

また着る機会があるかもという程度の洋服であれば捨ててしまいます。きれいな物であれば売れる可能性もありますから、売るということもいいでしょう。でも、どうしても必要なさそうだけれど諦められないというものは、切ってしまうといいそうです。

ハサミを入れてしまえばもう2度と着ることはできません。単純な方法ですが、汚部屋から脱出された方は、このような方法も使って洋服を減らすことに成功しています。

6.ぬいぐるみや雑貨も捨てましょう

人から頂いたものだからととっておく必要はないでしょう。あなたにとって本当に大事な物であれば、ゴミの中に埋もれていません。埋もれてしまったということは必要のないものですから、きっぱりと別れをつけましょう。

雑貨も捨てるのは忍びないというものもあるでしょう。このような時は、先にご紹介したようにリサイクルショップに売却するのもいいのではないでしょうか。ちょっと面倒ですが、オークションに出品するというのも意外な高値がつく可能性があります。

あなたにとってはゴミに埋もれて不要になったものでも、他の方には必要な物かもしれません。

7.キッチンの片づけをしましょう

キッチンもゴミや物であふれていませんか? 不必要なものはすべて処分しましょう。先にもご紹介しましたが、汚部屋になってしまう原因の1つは物が多すぎるということです。使わない食器はもちろんのこと、古くなってしまった食品も処分します。

コップやお皿を洗って食器棚に戻すということは、あとでしましょう。まずは物を減らすこと、ここから始めると、キッチンもきれいに片づけることができるでしょう。

8.お風呂場やトイレはどうでしょうか

部屋に収まり切れなくなったゴミや物が占領していないでしょうか。そのような状況でしたら、ここも捨てることから始めましょう。使い切ったシャンプーやリンスなどの空き瓶、使い残しがあるけれども期限きれてしまったもの、全てもったいないですが捨ててしまいます。

9.雑誌や本なども捨てましょう

また、読むかもと思っているとなかなか捨てることができません。今、手に取っている雑誌も、購入後読み返したことはあるでしょうか。洋服と同じように、1年間手に取らなかったものはすべて処分と考えるといいでしょう。

10.床掃除やインテリアを考えるのはあとまわし

ある程度物が減ってくると、床掃除などを考えますが、これはあとまわしにしましょう。汚部屋をきれいにできた方の話を聞くと、まずは捨てることといわれています。部屋の中の物を減らさないと掃除も行き届きません。

11.くじけそうなときは親や友人の力を借りましょう

汚部屋を1日できれいにするということは、難しいかもしれません。そのような時、きれいにするという気持ちが折れそうになることがあります。もしも、くじけそうになった時は、親や友人の手を借りるのもいいのではないでしょうか。

汚部屋をきれいにした方のお話では、「この汚部屋をなんとかしたら、人生が変わる」という思いで頑張ったそうです。あなたの意気込みと、きれいになりつつある部屋を見れば、協力してくれる方も出てくるでしょう。

汚部屋から脱出できると、気持ちに余裕ができるそうです。部屋がゴミで一杯のころは、落ち着かず、いつもイライラして、切羽詰まった気持ちになっていたともおっしゃっています。さらに、部屋がきれいになると、自炊ができるようになって、ダイエットもできたというおまけもあったそうです。

片付けた後に気をつけておきたいこと

片付けた後に気をつけたいことは3つあります。

・物を増やさない
・こまめに掃除をする
・出したものはすぐに片づける

物を増やさない

汚部屋になる原因の1つは、先にもご紹介したように物が多いということです。せっかく決意して物を捨てて、お部屋をきれいにしてもものが増えれば汚部屋に逆戻りということになりかねません。

汚部屋から脱出した方も「自分も含めて、部屋の大きさに比べて汚部屋になる人は物が多すぎる」とおっしゃっています。この方は、部屋をきれいにしてからいくらバーゲンなどでお買い得と思っても、余計な物は買わないことを頭に叩き込んでいるとおっしゃっています。

一度お部屋をきれいにしたら、物を増やさない、このことに気をつけるといいでしょう。

こまめに掃除をする

汚部屋になる方は掃除が苦手という方も多いようです。掃除が苦手という場合でも毎日少しずつ掃除をすれば汚部屋に逆戻りすることはありません。

掃除の仕方もアイデア1つで苦手を克服できるようになります。例えば、曜日を決めて掃除をする場所を決めるという方法です。月曜日は窓や窓の周りを拭いたりする。火曜日は台所をきれいにする、水曜日は水回り、木曜日はトイレ、金曜日は玄関、土曜日はベランダなど少しずつきれいにしていきます。

このような方法で汚部屋に逆戻りしないのかと不安になる方もおられるでしょうが、一度きれいにしてしまうと部屋を汚したくないという気持ちが起こり、掃除ができるようになるようです。

1日の掃除の時間はどのくらいかかるのでしょうか
場所を決めて掃除をすると、1日の掃除にかかる時間は30分程度です。時間が少しになるので、掃除をしなくてはという気持ちの負担も少なくなるようです。そして、この方法で掃除をすると年末の大掃除が不要になった、というおまけもついてくるようです。

出した物はすぐに片づける

出したものをそのままにしてしまう。これも汚部屋になる原因の1つとされています。「片付けが下手だから」と思っている方でも、きれいなお部屋になると片付けるということはできるようになるようです。

汚部屋から脱出した方の経験談では、出した物はすぐに片づけるということができなかったけれども、一度きれいにしてしまうと自然とできるようになりましたとおっしゃっています。

環境が変われば、今までできなかったことが自然とできるようになることも多いようです。

汚部屋に住むリスク

汚部屋に住むということは3つのリスクを負うことになります。

・臭いの発生
・害虫の発生
・水回りが使えなくなる

臭いの発生は大きな出費の原因にも

汚部屋では細菌が繁殖しやすくなります。この原因の多くは食べ残しといわれています。「食べ物だけを気をつけている」という方でも、物が多いので一度見失ってしまうと食べ残しが見つけにくくなる可能性が高くなります。

食べ残しが原因の臭いは悪臭となることが多く、部屋の中だけでしたらいいのですが、近隣に臭いが漏れるようになると、苦情が寄せられる可能性があります。臭いは、小さな粒子といわれていて、天井や室内の壁などにも付着するとされています。

臭いが気になるという程度でしたら、消臭剤で消すこともできますが、臭いが天井や壁についてしまうと消臭剤では臭いを取り除くことができなくなり、専門家の手を借りなければいけなくなるといわれています。

害虫の発生で健康にも影響が

ゴミが溜まると、害虫が増えるリスクが大きくなります。害虫が増えると心配されるのが病原菌の発生でしょう。病原菌はゴキブリなど害虫によって媒介されますから、汚部屋に住む方の健康にも影響が出る可能性があるといわれています。

水回りが使えなくなる

水回りには配管からの臭いの逆流を防ぐためにトラップが設けられています。このトラップは汚れが溜まりやすい場所ともいわれていて、定期的に清掃をする必要があります。もし、このトラップが詰まってしまうと、水が流れなくなり水回りを使うことができなくなります。

このほかにもカビの繁殖によって、衣服などから甘いような匂いがほのかに漂うといったこともあるといわれています。

片付けをプロに頼む場合

汚部屋を1人ではきれいにできない、な来客があってすぐにでも片付けたいという時はプロに頼む方法があります。ただ、プロに頼む場合、一番に気になるのは料金でしょう。

プロの料金の内訳を知ろう

汚部屋を片付けてくれるプロの料金は以下の3つで構成されています。

・作業料金
・ゴミ輸送料金
・ゴミ処分料金

作業料金は清掃にかかる人数によって変わってきます。ゴミ輸送料金とごみ処分料金はゴミの量によって変わってきます。

あまりに安い料金は不法投棄に注意

清掃業者さんの中には、汚部屋から出したゴミを不法投棄するところもあるようです。不法投棄されたゴミは自治体が中を調べ、持ち主を特定するそうです。実際に不法投棄され、自治体から連絡があったということがあるようです。

料金はどのくらいかかるのでしょうか

プロに汚部屋の清掃を頼むと、部屋の大きさやゴミの量によって変わってきますが、1人暮らし、ワンルームから2DKくらいのお部屋で十数万円くらいになるとされています。

1人暮らし男性の場合
1K~1DKで生活ごみを2年程度溜めた場合
作業費:50000~60000円・処分費:66000円~88000円・トラック経費:15000円~20000円 合計:131000円~168000円
※あくまでも平均的金額です、ゴミ質や異臭、虫の発生状況で変動します

しっかりした見積もりが出るプロを選ぼう

プロに頼む場合、次に気になるのが作業にかかってから料金が変わってしまうのではないかということです。このような業者さんもあるようですが、作業前にしっかりと見積もりを出し、それ以上の料金を請求しないというところもあります。

また、自治体の住民サービスを利用し、ゴミを安く処分するという方法を使うところや、ゴミの中でもまだ使えるものは買取りを行ったりして、見積もり金額より処分費用を安くするというところもあります。

処理方法を明記しているプロを選びましょう

汚部屋から出たごみをどのように処理するのか。このようなことにも気をつけましょう。先にもご紹介しましたが、不法投棄を行う所もあります。不法投棄されるとあなたの個人情報が洩れてしまうという危険性も考えられますので、きちんと処理方法を明記しているプロを選びましょう。

プロに汚部屋の清掃をお願いすると、処分費用が高額になることもあります。ですが、ゴミの運搬や処分を考えればお金はかかります。業者さんによっては分割払いに対応しているところもありますので、金額だけでなく処分方法も含めたサービス全般で比較するようにするといいのではないでしょうか?

まとめ

汚部屋の片付け方をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。もし、これならできるという気持ちになったら、さっそく始めてみませんか? あなたの汚部屋がきれいなお部屋に変身することを願っています。

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